今回、80代ご夫婦の娘様より、くらし相談のホームページをご覧になられて、ご実家であるご両親の生前整理のご相談がありました。お話しを伺うと、今までご両親が結婚されてから一度も引越したことがないので、50年以上の荷物が貯まっており、元気なうちに片付けないといざという時に大変ではと思われてのご相談でした。
最近、生前整理という言葉をよく耳にするようになりましたが、ご両親は自らそういうことを考えるとは思えないので娘様がご両親にご提案されたようです。
運転免許証の高齢者の自主返納でもあるように、自分はまだ大丈夫と思っていても高齢になるにつれいつ何が起きるかわからないもので、生前整理の需要は年々増加傾向にあります。
ただ、需要があるといっても老人ホーム、高齢者住宅への入居や、お子様と同居になったなど、何か節目がない限りなかなか思いつかないもので、その時には病気を患われていたり、認知症であったりと元気な時に比べ、家の中を片付けるというのもなかなか大変なことになってきます。
当初、ご両親はまだ元気なのに何故片付けをしないといけないのかわからないと拒否されていたようですが、娘様は一人っ子で両親にもし何かあった時にこれだけの荷物を片付ける自信がないので、取りあえず話しだけでも聞いてもらえないかと説得されたようです。
生前整理は、ご自身だけのためでなく万が一何かあった時に残された家族のためでもあります。
我々もご両親に生前整理の必要性のご説明をふまえて、後日お見積りに伺いました。
お伺いすると、一軒家のお家で確かにお荷物はとても多く、早いうちに生前整理をしておくとご自身もご家族もメリットが多いことをご説明させていただきました。
ご両親も「私たちに何かあったら子供はこの子一人だから、確かに元気なうちに片付けることがこの子のためでもありますね。」と納得されて生前整理されることを決められました。
生前整理は何かあった時だけでなく元気なうちにすることもおすすめします。そんな時はお気軽に「くらし相談」にご相談ください。