東大阪市・閉店した飲食店の片付け



先日、コロナ禍で閉店してしまった飲食店の片付けのご依頼がありました。

店舗を閉店して片付けるときには、一般家庭とは違う、特殊な不用品が多く出ます。
また、原状回復などの工事が必要になることも多く、やることが多くて何から手をつけて片付ければ良いかわからないという経営者の方は少なくありません。

店舗閉店の片付けでかかる費用は、主に不用品を処分する費用と、原状回復をする費用(リフォーム費用)があります。
物件は、スケルトン工事か居抜きのどちらかで返すのですが、スケルトン工事とは、内装をすべて解体し、入居時の状態に戻す工事のことで、鉄筋コンクリートの建物の場合であればコンクリート打ちっぱなしの状態にするのが一般的となります。対して居抜きとは、設備・備品などをそのままで什器は処分するというものと、設備も什器類も全てそのまま置いておくという2パターンがあります。
当然後述の費用の方が安くすみ、今回は引き続き飲食店として貸し出されるようで、什器類とその他調理道具や食器類、調味料などの処分をしてほしいということでした。

厨房機器類は状態が良くあまり年数のたっていないものは買い取りの対象になるものもあり、これらはお見積りから差し引かせていただきました。食器類やカトラリーについては、欠けているもの汚れがひどいもの以外は全てリユース品となり、開封してある調味類、その他のものは処分することとなりました。
テーブルや椅子は状態が良いのでそのまま残すことになっておりましたので、片付けないといけないものを全て搬出し、その後、キッチンはハウスクリーニングをして4時間ほどで作業は終了しました。

ご依頼主の男性は、「コロナ禍になっていなかったら、お店も閉めなくてよかったのにと思うと悔しいですが、誰も責めることができないので仕方ないですね。居抜きで退去させていただけて費用が少しでも抑えられてよかったです。今後の職は変わりますが、心機一転頑張っていきたいと思います。有難うございました。」と仰っていました。
飲食店に限らず、コロナ禍で大変な思いをされている方はたくさんいらっしゃることと思います。
店舗閉店などの退去でお困りの方は、一度「くらし相談」にご相談ください。