柏原市・死後2週間で発見された部屋の特殊清掃



先日、お一人暮らしをされていたお父さまがお亡くなりになったと、息子さまから特殊清掃のご依頼をいただきました。推定死後2週間が経過して発見されたのだそうです。

室内を確認させていただきますと、トイレ内に大量の血液が広がっており、そこから寝室へと向かう通路にも点々と血痕が確認できました。寝室はさらに大量の血痕が広がり飛び散っていました。

お父さまはご病気を患っておられたらしく、入念な殺菌消毒をご希望とのことでしたので、特に殺菌消毒を強化して作業を行うことになりました。

感染症を防ぐため作業員は全員、防護服と防護マスクを着用し、トイレ、廊下、寝室と消毒殺菌剤を満遍なく噴霧しました。

その後、特殊洗剤を吐血面に振りかけながらヘラで血痕をこそぎ取りました。お湯をかけてから洗浄という作業を何度か繰り返すことで、きれいに血痕を取ることができました。
最後に、お父さまが移動されたと思われる寝室からトイレまでの導線については、床や壁紙などに血痕の飛び散り跡がないかを入念に確認いたしました。

清掃完了後、オゾン脱臭機を使っての消臭です。
消臭効果を高めるため、特に臭気のあった場所にオゾン機器を設置しました。
しばらくして各所臭気を確認したところ、完全消臭ができていました。

ご依頼主様にご確認いただき、この日の作業は終了とさせていただきました。

今回のように死後数週間たってから発見された場合は、専門業者による消臭作業が効果的です。
くらし相談でも特殊清掃の実績は多数ございますので、お気軽にご相談ください。

富田林市・孤独死によるアパートの特殊清掃



富田林市にあるアパートの大家さんからのご依頼で、特殊清掃に行ってきました。

アパートの住人の方が孤独死をされたそうで、死後3週間以上経ってご遺体が発見された部屋の特殊清掃の作業でした。

家賃の支払いが無く、呼び出しにも応答がなかったのを心配に思った大家さんが、警察官立会いのもと部屋に入ると亡くなられていたそうです。

作業現場は、三階建ての三階のお部屋でエレベーターがなかったため、家財道具や家具、家電などを運び出すのには、通常より多めのスタッフで作業をおこないました。

死後、時間も経っており、季節的にも気温・湿度も高いことから、ご遺体の腐敗が始まっていて、体液や腐敗臭が壁や畳に染み込み、死臭が立ち込めていました。一般のハウスクリーニングとは違った、より専門的な技術、機器、薬剤を使用し、消臭・消毒作業をおこないました。畳まで、腐敗液が染み込んでいたため、大家さんからのご指示で畳を処分しました。

故人様には、身寄りの方がいらっしゃらなかったそうでした。 昨今、高齢者の孤独死は大きな社会問題になっています。行政、地域、民間などがネットワークを構築して協力しあって取り組まないといけない問題でしょう。そのことを改めて考えさせられたご依頼でした。