先日、「長年茶道の先生をしていた一人暮らしの母が亡くなり、大量の茶道具や掛け軸、着物があるので、それらの遺品整理をお願いできますか。」と息子様よりご連絡がありました。
半年ほど前に、お母様がご病気でお亡くなりになり、息子様ご家族がその後にお住まいになるご予定で、今まで息子様と娘様で少しずつ遺品整理をされてきたようですが、お母さまの茶道関係のお荷物がたくさんあり、自分たちではどうして良いかわからないので、それらの遺品を整理してほしいという内容でした。
お見積りにお伺いすると、茶室をもうけた一戸建てのお家で、遺品整理後、茶室のみリフォームされてお住まいになるご予定でした。茶道具の中でも貴重なものがいくつかありましたので、それらは買取りさせていただき、お見積りから差し引かせていただくことができました。
また、遺品整理するにあたって大きな物はお着物を入れている桐箪笥の搬出くらいでしたので、作業時間もそれほどかからないことや、リユースや、リサイクルできるものも大半でしたので、お見積りもかなりおさえることができ、ご承諾いただけました。
作業当日、桐箪笥からお着物類を出し1点1点確認したあと分別、搬出し、抹茶茶碗、鉄瓶、香炉、急須、茶釜、茶杓などの茶道具は価値のあるものを選定し、残りの物と掛け軸類は、ほぼリユース品となりました。
茶道具はお母様の一番大切にされていた物で、なかなか遺品整理ができなかったとお伺いしておりましたので、1つ1つ丁寧に梱包させていただき、「これらは、必要とされる方の手にわたるように最善の努力をさせていただきます。」と申し上げました。
大切にされていた遺品を整理するのは、ご遺族にとって大きな悩み、心の痛みでもあります。
そのような場合は、親身になってお話しをお伺いしますので、一度「くらし相談」にご相談ください。