今回は、約70年お住まいの家の生前整理と遺品整理のご依頼がありました。
木造一軒家の昔ながらの古いたたずまいのご自宅で、途中でリフォームされたようですが、古いながらも綺麗に手入れをしてある立派なご自宅でした。
子供たちが全員自立し、ご主人様も定年されて奥様とお二人で暮らされており、そろそろ身の回りの片付けをと思ってのご連絡でした。コロナ禍で自宅にいる時間が多くなり、少しずつ必要でないものを片付けてきたらしいのですが、もともとご主人様の亡くなられたご両親がお住まいだったので、ご両親の荷物もあわせるとかなりのボリュームがあり、片付けにお疲れのご様子でした。
ご主人様にお話しを伺うと「捨てるにもゴミの分別が昔に比べて厳しいし、捨てるにはもったいないんじゃないかと思ったり、新品でも使わない物はどうしようとか、捨てる以外に考えることも多くてなかなか作業がはかどらなくて困ってね…」と話されていました。
「全部捨てるもの」となると片付けも早いですが、日々積み重なった荷物の片付けはそうはいかないことの方が多いです。特に高齢になると、若者よりも物への執着心も強く体力や精神的にも負担が大きくなります。
拝見させていただくと、ご両親のお荷物の中には壺や飾るような大皿、版画など、素人では価値のわからないものがたくさんありましたので、買取査定させていただくことになり、買取りできないものでも綺麗なものは、リサイクルやリユースができるものが多くありました。
ご夫婦のお荷物も衣類やバッグ、書籍、新品の引き出物、内祝いの品などが多く、買取りと、リユース、リサイクルにわけ、それ以外の物は処分させていただくことで、作業当日には大量にあったお荷物は5時間ほどですっかり片付きました。
今回のように、我々のような第三者が介入することによって、片付けがスムーズにいくことが多く、依頼して良かったという嬉しい声もいただきます。生前整理、遺品整理でお困りの時は、親身になってお話しをお伺いしますので、一度「くらし相談」にご連絡ください。