先日、遠方にお住まいの息子様が3年半ぶりに実家に帰省した際、お父様が独り暮らしをされていたご実家がゴミ屋敷になっており、弊社のホームページを見てお電話をくださいました。
最近、お父様が認知症気味だと思い、実家の事が気になっていたものの、仕事が忙しい上にコロナ禍の中、なかなか帰省できずにいてようやく帰省できた時にはご実家はゴミで荒れ放題で、今回のご依頼に至りました。
お母様を早くに亡くされ、息子様ご兄弟が家を出られてからは、ご実家にはお父様がお一人でお住まいでした。長年独り暮らしだったため、炊事や洗濯などの家事もお父様ご自身でずっとされてきたこともあり、ご年齢もまだ70代でまだまだ若いからとご兄弟は今まで安心されていたようです。
ただこの3年半の間に、新型コロナの影響でお父様の生活も一変し、外出や人に会う機会も少なくなったようです。電話もそれほど頻繁にしていなかったので、認知になってきていることに気付くのが遅くなり、今回帰省された時のご実家の荒れ果てた様子にかなり驚かれたようです。帰省時に早速病院に行き、認知症の診断を受けて介護施設への入居を考えられていました。
ゴミ屋敷になるにはさまざまな要因がありますが、認知症もそのひとつと考えられています。認知機能の低下によって、ゴミの分別や部屋の片付けが難しくなるのが原因のようです。
作業日当日、部屋全体の大量のゴミの片付けと整理、清掃をし、消臭除菌をおこないました。
デイサービスなどを利用して、お父様が介護施設に入居できるまでの間は、またゴミ屋敷にならないように息子様たちが様子を伺いに来られるそうです。
ゴミ屋敷で生活していれば健康状態も悪化するでしょうし、火災や孤独死といった事故のリスクも高まります。ゴミ屋敷のことでお悩みでしたら、「くらし相談」にお気軽にお問い合わせ下さい。
富田林市・お母様の遺品整理
先日、娘様からお母様の遺品整理のお問い合わせがありました。
娘様は今まで独身だったので、3LDKの一軒家にお母様とお二人で住まわれていましたが、去年お母様が亡くなられてからは、今回自宅を手放し単身の住みよいマンションに引っ越す予定で、これを機会にお母様の遺品整理をしようと思われたようです。
亡くなられたお母様は、昔社交ダンスをされていて、衣装が一部屋分ありその処分が一番お困りのご様子でした。綺麗に整理整頓されていることから、社交ダンスはお母様にとって特別な趣味であったと思われました。大切な思い出が刻まれているこれらの衣装をただ処分するのではなく、一つのご提案として、お母様が所属していたダンススタジオに社交ダンスの衣装を寄贈されてはとお伝えしました。そして引き取っていただけなかった残りを、当社で全て引取り、買取りできるものは査定金額より差し引かせていただくことでご了承くださいました。
社交ダンスをされていた時の写真が貼られてあるアルバムも数冊ありましたが、それは形見に取っておかれるということでした。
ただ、優勝トロフィーやメダルは置き場所にこまるので、お写真だけ撮影され処分することになりました。
作業当日までに、お母様が所属していたダンススタジオが半分以上の衣装を引き取りにきて下さったようで、残りの衣装は我々が引取りさせていただきました。トロフィー類は残念ながら処分となりましたが、写真として思い出に残すことができ、またお母様の衣装もダンススタジオで使用していただけるならと娘様は納得されているご様子でした。
今回のように、どのようにして遺品整理すれば良いか悩まれている場合、今までの経験から適宜アドバイスするのも我々の仕事です。
遺品整理でどう片付けて良いかお困りの方は、「くらし相談」に一度ご相談ください。
東大阪市・カウンターバー閉店にともなう不用品回収のご依頼
今回は、長年経営してきたカウンターバーを閉店することになったので、お店の不用品を回収してほしいとのご依頼がありました。
お電話いただいたのは70代の男性。10人ほどの席数のカウンターバーをお一人で経営されてこられたそうです。3年前に新型コロナウイルスがまん延してからは、感染急拡大した第1波の営業停止から第7波までなんとか波を乗り越えられてきたそうですが、なかなか元のようには客足が戻らず、年齢のことも考えた上、この度閉店することを決心されたようです。
作業当日は2トントラック1台とパッカー車1台、作業人数3名で片付けを開始しました。
回収させていただいたのは、グラスやお皿、ボトルなどの店舗用品・冷蔵庫・椅子・アンティーク調度品等でした。
30代の時に始められたお店だそうで、少しレトロな感じがほどよく、ご依頼主様から今までの色々なお話しを伺うと、思い出がたくさん詰まったお店を手放すには、かなりの決断がいったことと思いました。お荷物は、リサイクルやリユースできるものと処分するものに分け、丁寧に回収させていただき3時間ほどで作業は終了しました。
作業が終わったあと、ご依頼主様は「長年カウンターバーを経営してきて色々な人との出会いがあり、思い出深いこのお店を閉めるのはとても寂しく感じますが、私の昔話も聞いて下さり、丁寧に回収していただいたので、これを節目にまた何か自分の趣味でも見つけようと思います。」と仰っていました。
今回のようなご依頼を受ける時は、新型コロナの影響でどれだけの人の人生が変わったのだろうと、つくづく思い知らされます。不用品といえども思い出がつまったお荷物を片付けるにあたって、これからも丁寧な作業を心がけたい限りです。
不用品の処分などでお悩みの場合は、「くらし相談」にお気軽にご連絡ください。