第一回の作業が終わった後は、次の遺品整理に取り掛かります。
遺品整理の進め方としては一番早くて49日の前が良いとされています。親族が集まる49日の法要の前に遺品整理を始めると、比較的スムーズに行うことができます。
故人への想いが強ければ強いほど遺品整理は辛いものになりますが、49日の前であれば、気持ちを少しでも整理することができていると思います。少し時間を置くことで、冷静・客観的な気持ちで遺品整理を進めることができます。
49日の前に遺品整理を行うことで気付けることも多々あります。第一回の遺品整理でまず行いたい作業をしていても、見落としや知らなかったことが見つかることもあります。例えば、49日までの間に故人様が加入していたサービスの請求書が送付されてきたり、知らなかった資産が見つかるかも知れません。また、それまでに全ての資産が把握できれば、親族の間で相続の手続きを行っていく必要もあります。
遺品を片付けていると、時計や指輪、ネックレスなどの貴金属、また故人様のコレクション品、写真やアルバム、大切な着物や衣類、その他思い出の品などが出てくると思われます。これらの品々も49日の日に形見分けやどのように処分するかの話し合いが行えます。エンディングノートに形見分けの記載があれば、それに従うようにしましょう。親族が集まり顔を合わせての話し合いができる日のほうが、トラブルのリスクも低くなり作業もスムーズに行うことができると思われます。これらの遺品の整理ができれば、残りの遺品整理は49日が終わってから取り掛かると良いでしょう。
第三回のブログでは、残りの遺品整理の仕方について説明していきたいと思います。