アパート経営をされている大家さんから、入居者さんが置いていった物を処分したいとのご相談がありました。
いわゆる夜逃げといわれるもので、家財道具や日用品等を置いたまま出て行かれたということでした。
警察にも相談し、処分しても問題ないと確認されたうえでのご相談でした。
お電話ではかなりの量の荷物があると伺っていたのですが、お見積もりにお伺いさせていただくと、想像していたよりは物が少なく、3名で作業すれば2時間ほどで片付きそうでした。
お見積金額をご提示すると想像していたより金額が安かったらしく、即決でお見積書にサインを頂き、そのまま作業に取り掛かりました。
お荷物の中からは、精神安定剤や睡眠薬?といった薬も見つかりました。
精神病院から処方された薬を飲んでいたようです。
郵便受けもいっぱいに詰まった状態で、公共料金などの督促状なども入ったままになっていました。
最近は、こういった夜逃げの現場の不用品回収のお問い合わせをいただくことが増えています。
実際に現場にお伺いすると、なんとも言えない気持ちになってしまいます。
そして大家さん側の大変さもヒシヒシと伝わってきます。
夜逃げをされてしまうと後始末は貸している側の負担になることが多いため、家賃は回収出来ない、不用品処分代は負担する、部屋は綺麗に原状回復しなければならないと踏んだり蹴ったりですから。
世知辛い世の中ですね。