49日の日に親族間で大事な物の遺品整理がすめば、最後は残りの遺品整理です。
ご親族様が故人様と同居されていた場合は衣類や、靴、バッグ、布団、趣味の物や雑貨などの身の回り品くらいの片付けで、自分たちで行うことにさほど労力はかからないと思いますが、故人様と別でお住まいであれば、家を丸ごと片付けることになりますので作業量は膨大になります。
大型家具や電化製品の処分に加えて、更に一軒家となれば身の回り品も多くなるでしょう。
特に大型ゴミはお住まいの地域ごとに処分の料金が決まっており、一度に出せる数も限られます。更に、一度収集してもらった後にまだ処分しなければならない大型ゴミがあり、その申込みを再度おこなうのに、一か月の期間をあけなければならないなど制約がある地域もあります。1人で運びきれない大型ゴミを、決まった時間に特定の場所に出すのも大変なことでしょう。
また、処分したい電化製品の中の、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビは家電リサイクル法で定められた料金を支払って業者に引き取ってもらう必要があります。
更に、故人様の衣類などの身の回り品が多いと、分別作業や片付けにもかなりの労力が必要になってきます。
時間や体力があるならば、ご親族様が少しずつ片付けていけば良いですが、一度に短期間で整理したい場合は、我々のような遺品整理業者に依頼するのも、選択肢の1つです。
自分たちで片付けるより費用はかかりますが、全ての物を一度に片付けられ、また遺品整理についてのアドバイスもできるでしょう。
そのような場合は「くらし相談」にご相談くだされば、故人様が大切にされていた品々を一つ一つ手作業で分別し、ご遺族様に代わって心を込めて遺品整理することをお約束いたします。お手伝いできることがございましたら、いつでも「くらし相談」ご連絡ください。
以上、3回にわたって「遺品整理の進め方」のお話しでした。
第二回 遺品整理の進め方について
第一回の作業が終わった後は、次の遺品整理に取り掛かります。
遺品整理の進め方としては一番早くて49日の前が良いとされています。親族が集まる49日の法要の前に遺品整理を始めると、比較的スムーズに行うことができます。
故人への想いが強ければ強いほど遺品整理は辛いものになりますが、49日の前であれば、気持ちを少しでも整理することができていると思います。少し時間を置くことで、冷静・客観的な気持ちで遺品整理を進めることができます。
49日の前に遺品整理を行うことで気付けることも多々あります。第一回の遺品整理でまず行いたい作業をしていても、見落としや知らなかったことが見つかることもあります。例えば、49日までの間に故人様が加入していたサービスの請求書が送付されてきたり、知らなかった資産が見つかるかも知れません。また、それまでに全ての資産が把握できれば、親族の間で相続の手続きを行っていく必要もあります。
遺品を片付けていると、時計や指輪、ネックレスなどの貴金属、また故人様のコレクション品、写真やアルバム、大切な着物や衣類、その他思い出の品などが出てくると思われます。これらの品々も49日の日に形見分けやどのように処分するかの話し合いが行えます。エンディングノートに形見分けの記載があれば、それに従うようにしましょう。親族が集まり顔を合わせての話し合いができる日のほうが、トラブルのリスクも低くなり作業もスムーズに行うことができると思われます。これらの遺品の整理ができれば、残りの遺品整理は49日が終わってから取り掛かると良いでしょう。
第三回のブログでは、残りの遺品整理の仕方について説明していきたいと思います。
第一回 遺品整理の進め方について
今月のブログは3回にわたって「遺品整理の進め方」についてお話ししていきたいと思います。
普段の生活の中では何度も行うことがない「遺品整理」、いつどのようにして行うのが良いのかを、我々遺品整理業者の視点より解説していきます。
遺品整理を始める前に、まず行いたいことは遺言書があるかどうかの確認です。
遺言書に、残しておいてもらいたいものの記載があればそれを最優先にしなければなりません。
また、形見分けしてほしい物の記載があれば、その通りに行う必要があります。
それらがクリアになれば、その後は遺品の仕分け作業を始めます。
現金や通帳はもちろんのこと、印鑑、身分証明書、生命保険証書、クレジットカード類、鍵、レンタル品、サブスクリプションの有無、携帯電話やパソコンなどのデジタル遺品、貴金属や美術品は処分品に混じらないように先に仕分けしておくべきものになります。
故人様が支払っていた毎月の公共料金の引き落としやクレジットの引き落とし、各種ローンなども、滞納にならないように注意しなければなりません。
金融機関が亡くなった事を知ってしまうと、故人様の銀行口座は凍結し簡単には引き出せなくなってしまいます。そのため、銀行口座やキャッシュカードの管理、暗証番号などの保管も含めて、信頼できる親族に伝えておいてもらえてるのであれば、事前に引き出しておけるのでベストといえるでしょう。また、エンディングノートなどの書き置きが見つかれば遺品整理もスムーズにおこなえます。
以上の仕分けや手続きが全て終わった後、故人様の物を片付けていく遺品整理にとりかかることになります。第二回のブログでは、それらの片付けを中心にご説明していきたいと思います。